ドメーヌ・コント・ジョルジュ・ド・ヴォギュエ ボンヌ・マール [2012]750ml

ドメーヌ・コント・ジョルジュ・ド・ヴォギュエ ボンヌ・マール [2012]750ml ドメーヌ・コント・ジョルジュ・ド・ヴォギュエ ボンヌ・マール [2012]750ml ドメーヌ・コント・ジョルジュ・ド・ヴォギュエ ボンヌ・マール [2012]750ml

ヴォギュエの醸造責任者であるフランソワ・ミエによれば、ミュジニーが父、レ・ザムルーズが母、シャンボールのその他の1級畑が2人の子供たちで、ボンヌ・マールは伯父さん。

つまりこれだけ家族が違うということ。

赤い果実のニュアンスが強いシャンボールのワインの中で、これだけはブラックベリーなど黒い果実の香りが強く、しかも若い時の色調に青紫の反射を伴う。

豊かで肉付きのよいワイン。

ちなみにヴォギュエのボンヌ・マールは大部分がテール・ルージュ(赤土)の土壌にある。

ワインアドヴォケイト:94-96point eRobertParker.com #210 Dec 2013 Neal Martin (94-96) Drink: N/A $401-$700 From the southeast corner on red clay soils, the 2012 Bonnes-Mares Grand Cru has a sensual, understated bouquet compared to others, with ebullient raspberry and pomegranate notes, minerals and dried flowers, all with wonderful definition. The palate is clearly cut from the same cloth as the Amoureuses with a killer line of acidity that maintains fine tension and nervosite throughout. This is not a sumptuous Bonnes-Mares ? this is much more linear, almost foursquare, but very complex with a very taut and regal finish. burghound.com:95point Score: 95 Tasted: Jan 15, 2015 Drink: 2027+ Issue: 57Tasting note: Deep ruby. This is also quite floral with excellent ripeness but also fine freshness to the plum, black cherry, cassis and blueberry aromas. The supple but tautly muscular medium weight plus flavors possess a suave mouth feel thanks to the abundant dry extract that both coats the palate and buffers the very firm tannic spine on the highly persistent and imposingly powerful finish. Here too plenty of patience will be required.Comte Georges de Vogüé / ヴォギュエミュジニーの7割を保有するシャンボール・ミュジニーの歴史的盟主ジュヴレ・シャンベルタンにおけるアルマン・ルソー、ヴォーヌ・ロマネにおけるドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティのように、シャンボール・ミュジニーでもっとも尊敬を集めるドメーヌ、それがコント・ジョルジュ・ド・ヴォギュエである。

10.85haのミュジニーのうち、その7割に相当する7.2haを所有。

ボンヌ・マールもこのクリマ最大の2.7ha、1級レ・ザムルーズには0.56haの畑をもつ。

ドメーヌの歴史は1450年まで遡るが、1766年にドメーヌを所有するカトリーヌ・ブーイエがスリス・メルシオール・ド・ヴォギュエと結婚し、ヴォギュエの名が登場。

今日のドメーヌ名であるジョルジュ・ド・ヴォギュエ伯爵がドメーヌを継承したのは1925年のことだ。

現在、ドメーヌを所有するのは伯爵の孫娘たちだが、彼女らはシャンボール・ミュジニーに住んでおらず、栽培責任者のエリック・ブルゴーニュ、醸造責任者のフランソワ・ミエ、販売担当者のジャン・リュック・ペパンという、俗にいうヴォギュエの三銃士によってドメーヌは運営されている。

ミュジニーは3つのリュー・ディ(区画名)で構成されているが、ドメーヌは南側のプティ・ミュジニーすべてと、北側のミュジニー6区画からなる。

ご存知のようにそのうち0.64haにはシャルドネが植えられ、本来はきわめてレアなミュジニー・ブランとなる。

しかし、1990年代に植え替えが始まったため、ミュジニー・ブランは1993年が最後となり、それ以降は「ブルゴーニュ・ブラン」としてリリースされている。

植え替えからすでに25年を経た樹もあるので、そろそろミュジニー・ブランの復活を望む声も少なくない。

ただし、ラベルこそブルゴーニュ・ブランだが、栽培も造りもミュジニー・ブランとまったく変わらないとフランソワ・ミエはいう。

また畑名のない「シャンボール・ミュジニー・プルミエ・クリュ」は、特級ミュジニーのうち樹齢が25年に満たない樹を用いたもの。

特級ミュジニーにわざわざ「ヴィエイユ・ヴィーニュ」と謳っているのは、古木からなることを強調せんがためだ。

ヴォギュエ伯爵存命中は、1級より下のワイン造るべからずという掟があり、いくら市場の要求があっても村名ワインを造ることができなかった。

当時の醸造責任者であったアラン・ルーミエ(クリストフ・ルーミエの伯父)は、そのことでたいへん苦労したとされる。

伯爵の死後になってようやく村名畑を入手。

ただし、この村名シャンボール・ミュジニーにはドメーヌが所有する規模の小さな1級畑、ボードとフュエも加わる。

その比率は面積にしておよそ10%と大きい。

ミュジニーはシルキーでエレガントなワインというステレオタイプに倣い、若いうちからこのドメーヌのミュジニーを口にすれば、誰しも唖然とするに違いない。

10年程度では容易に開いてくれず、それもタンニンがギスギスするのではなく、硬質なミネラルの塊が堅牢なストラクチャーを形成し、少しも解けない。

レ・ザムルーズもミュジニーほどではないが同様。

それに対してボンヌ・マールは、黒い果実の印象が若いうちから広がり、ふたつのクリマとは出自の異なることをうかがわせる。

なんとも難しいドメーヌだが、互いの波長がばっちりシンクロした時には無上の喜びがもたらされる。

その好機をひたすら待つのも、ワインラヴァーの醍醐味に違いない。

  • 商品価格:64,368円
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